近藤裕希のページ
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しばし別れの時
クリケが丘の上の台座の前に座り込んでいた頃、オルファルリアはラライ・デュバルシーに別れの挨拶を告げ、単身旅立とうとしていた。彼も自身の故郷、妖精の谷フィ・アレクトラスへ一旦帰るのだ。
「クリケ、私はクロランティーヌに会いに戻りますよ。あなたが、どうかあなたに相応しい暮らしを送れたらいいなって、祈りながらね」
オルファルリアは、クリケと初めて出会った場所、ゾラ・ファンダラのある方に身を向け、そう呟くと、人間にはよく分からない方角にある妖精の谷へ通ずる道を歩き始めたのだった。
第三章 いつしか埋もれたもの 終
2011年12月11日日曜日
呪いと奇蹟と祝福と 第二篇:大王国の瓦解
第四十八話