近藤裕希のページ
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空虚な栄光の玉座で
遥かなる高みから厳かなる光が我を照らす。我の僕にして我の主、盟友たる双頭のグリフォンよ、そなたのみが我を祝福する。
誰も我を振り向かぬ、仰ぎ見ぬ。そうとも、我が神々しいあまりに何人も我に触れる事も我の姿をまなこで見る事もかなわぬ。
寂しくはない。そのような感情など我はとうの昔に捨てた。あの光が我を照らす限り、我は退かぬ。孤独は至高なる存在の宿命ゆえに。
光。されど、あの光は何故、高きところよりこの我を見下ろすのか。そうだ、これは我への侮辱なり。許さぬ、我は何者とも比べさせぬ。光よ!散れ、散れ!失せるがいい!
失せぬ。
苦しい。
光よ、お前は何故に我を脅かそうとするのか。我は絶対なり、宇内において唯一無二の存在なり。
2011年11月2日水曜日
呪いと奇蹟と祝福と 第二篇:大王国の瓦解
第九話