近藤裕希のページ
偏執
あの方は人の為にご自身の全てを捧げられた。尊貴なお心をお持ちのまま、あの方は世俗に穢れた槍に胸を貫かれ、あの世に旅立たれた。俺は、その無念を晴らす。あの方が思い描いた理想を、俺と分かち合ってくださったあの夢を、俺がこの手で実現してみせる。あの方の忘れ形見を。俺の夢が褪せないように、あの方の忘れ形見を探さねば。
現実なんて、こんな現実なんて、俺は見たくない。もう、見たくはないんだ。
2011年11月22日火曜日
呪いと奇蹟と祝福と 第二篇:大王国の瓦解
第二十九話