近藤裕希のページ
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くたびれ爺の愚痴
どいつもこいつもチンケな野郎だった。わしはこれまでのことを振り返ってみると心底やり切れない気分になる。酒でも飲んで酔っ払っちまいたくなる。次から次へと新しいのが生まれちゃあ、その親ってのが己の不始末を聖人面して子供に押し付けやがる。 おい、お前もその連中の一匹だぞ、二つ頭の大鷲野郎。
いい加減にしろよ?
わしは、もうこの世の中に飽き々々したのだ。少しは見所があるかと思ったフォルクの奴も白昼夢に浮かれて命を落とし、わしは不承々々その息子を育てた。だが、馬鹿の息子はやはり馬鹿だった。そして、そんな奴を育て、失敗して投げ出したわしも大馬鹿野郎だ。
わしはもう引退したい。この世の中をまっとうにする役目を長らく負って来たが、くたびれちまった。あーあ、誰かわしに引導渡してくれるような奴、現れねえかなあ。
2011年11月15日火曜日
呪いと奇蹟と祝福と 第二篇:大王国の瓦解
第二十二話