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大王国東部の王

 遥か昔、リュネイル大王国が建設される前、王都ラァフの東方には現人神と讃えられた一人の男がいた。リュネイル大王国記に”失意の王”と称されるゴルバロス・フォンネ・アルフィウスである。

 ゴルバロスは、若き日にある剣を持ちて果て無き山脈の頂に登り、その台座に剣を突き立てた。その瞬間から果て無き山脈に転がる全ての岩石が輝光石へと変質し、彼は永遠の命を手に入れたと言われている。

 しかし、彼は死んだ。

 彼がそれまでに築いて来た栄光が嘘だったかのように、クロノス大平原であっけなく敗死した。リュネイル大王国記の記録にも、彼の死について、『失意の王ゴルバロス、クロノス大平原で無垢の王エリルオルドと決戦し、敗死す』としか遺されていない。

 

2011年11月13日日曜日

呪いと奇蹟と祝福と 第二篇:大王国の瓦解

第二十話

 
 
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