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ティンツ 東京三鷹公演
トロンボーン・カルテット・ティンツの「CD発売記念コンサート」東京三鷹公演に行って参りました。ここのホール(三鷹市芸術文化センター)はティンツさんにとってもファーストアルバムの収録ホールであり、想いもひとしおだと思います。リハーサルから聴かせて頂いたのですが、彼女達のスタイルを貫いた魅力あるサウンドに私も感動を覚えずにはいられませんでした。本番では一階席のみの自由席でしたが、見る限りほぼ満員にちかいようなにぎわいでした。もちろん多くのプロ奏者の顔も見られ、その注目度も良く理解できます。プログラムはCDに収録されている曲が並びます。唯一「ア・ソング・フォー・ジャパン」が急遽プログラムに取り入れられました。
プログラムのほとんどは暗譜してでの演奏です。これは大賛成で、譜面台を境にして観客と奏者に壁が出来ません。演奏会場が一体となります。でもそのための練習量や集中力は並大抵ではなかったはずで、まさしく脱帽です。そして作曲者:髙嶋圭子さんの作品はとりわけティンツにとっても想いの深い楽曲だと思いますが、特に今回のツアーで初披露してくれた「出逢いは、はじまり」などオープニング(プロローグ)にふさわしい意味深い楽曲でした。ティンツの結成にまつわるストーリーが曲の軸となっているそうです。そして今回急遽プログラムに加わった「ア・ソング・フォー・ジャパン」ではN響首席トロンボーン奏者の新田幹男さんとピアノの高良仁美さんとの共演としてアレンジされていました。同曲は今回の日本の震災を受けて海外にいる日本人トロンボーン奏者や地元のトロンボーン奏者が立ち上げたプロジェクトで、先日のブログでも紹介していましたね。同名の曲は何度もYouTubeで聴いていたのですが、確かに悲しい出来事であり、震災直後に作られた同曲はとても悲しく、聴いた感じ個人的には少し重たく感じていました。ところが今回の演奏会では4-trb. & pf. のスペシャルアレンジで、特に後半の曲想は好感の持てるもので、これから復興に向かう私たちの気持ちが的確に表れていたようにも感じました。新田さんや高良さんの共演者としての演奏も素晴らしく、本当に楽しめた一日となりました。アンコール最後の「ふるさと」もジンときましたし・・・。個人的には待ちに待った演奏会でありながら、終わってしまった寂しさもあり・・・。これからのティンツの更なる発展を切に祈ります。
2011年6月7日火曜日