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箱山芳樹トロンボーンリサイタル
箱山芳樹さんのトロンボーンリサイタルがありました。新日本フィルハーモニー交響楽団首席トロンボーン奏者でいらっしゃいます。ピアノは高良仁美さんです。リハーサル終盤から聴かせて頂いていました。ご一緒していた同じ業界の方とお話していたのですが、そんなにリハで吹いていていいの?と思ってしまうくらい吹いてました。2時間後には本番なのに。本番会場には多くのお客様が来場されていらっしゃいました。さすがにプロ奏者も多く来場されており、箱山さんが多くのお弟子さん、トロンボーン奏者、もちろんアマチュアのトロンボーン吹きや音楽ファンの方達から慕われていらっしゃるのだなと痛感しました。これはただ単に楽器が上手とかそう言う問題ではありません。箱山さんの年齢をここでご紹介する必要はありませんが、私より少し先輩です。この年代の演奏家も多くプロオケで活躍されていらっしゃいますが、箱山さんはその中でも精力的に演奏活動をされていらっしゃるお一人です。この日の演奏内容は思った通りの素晴らしさで、その音楽感、音色感にはだれもが一目おく存在ではないでしょうか。あのフォルテの気持ちよく伸びのある音は清々しい程です。全てのプログラムは堪能できたのですが、中でも私が興味を持ったのが委嘱作品「はこのなかの宝物ふたつ」でした。はこ=箱山さん、宝物=高良仁美さん、の意味を持っているとの事。作曲者がジャズの関係の方だそうですが、ジャズとクラシックを見事にミックスさせた魅力ある作品でした。しかも箱山さんはジャズっぽさをとてもうまく表現させていました。ジャズのニュアンスの付け方やタンギング、またフレーズ感が見事です。さすがにジャンルを超えて奥深く研究なさっているなと感心しました。またピアノの高良仁美さんが素晴らしく、「はこのなかの〜」の「はこ」をコンサートホールと考えると、その空間にピアノのおとをちりばめたとても美しくも魅力ある世界を作ってくださったように感じました。単なる伴奏ではなく、お二人で作り上げた素晴らしいコンサートで、とても感動したコンサートを拝聴できました。これからも素敵な音楽をお願い致します。
2011年4月16日土曜日