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ウィーンフィル
今日のTV番組を見ていたら、14時からNHKで1975年に来日したウィーンフィルの演奏の模様を番組にしていました。指揮はあのカール・ベームさんで、曲目はブラームスの交響曲第一番。1975年と言えば私が高校生の頃です。当時本格的にクラシック音楽を聴き始めていた頃で、演奏会のライブ音源がFM放送で良く流れていました。当時ラジオで流れていた番組をテープに録音する事をエアチェックなどと言われていましたが、その頃の音源を今でも持っています。カラヤンがベルリンフィルを屈指してグラモフォン(レコード会社)と手を組んで大量のレコードを発売していた頃です。この頃のウィーンフィルでは現代の同オーケストラと違ってかなり色々な制約があったはずです。メンバーは男性のみで、メンバーに外国人は入れなかった。楽器は全てウィーン市が所有しているものを使用し、基本的には個人の楽器を使用する事が許されていなかったはずです。(記憶を辿っての事ですので、間違っていたらお知らせください)写真はTV画面をカメラであわてて撮ったので(笑)ひどい物ですが、ホルンが全員ピストンの変形型ウィーンナホルンで演奏しています。今よりストレートで素朴な音がします。ティンパニ等はヘッドがまだ皮革製のものを使っていて、ffでロールをするとオーケストラを包み込むような最近のサウンドとは違って飛び抜けてきます。当時の私にはまだよく解らなかった音の違いが今ようやく理解できたような気がします。こうして伝統的な音楽作り、音色作りを守って来たオーケストラだったのですね。いまではワールドワイドなオーケストラとなってしまいましたが、それはそれで時代の流れの中でオーケストラが判断して歩んで来た道なのでしょう。仕事柄よく聴く音楽の中で趣味の世界を感じた一瞬でした。
2011年2月5日土曜日