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アンサンブル・ターブ コンサート Vol.8
アンサンブル・ターブは今回で第8回のコンサート、創立13年を迎える息の長い団体になりつつあります。武蔵野音楽大学を卒業した7人のトロンボーン奏者とお一人のテューバ奏者によるアンサンブルなのです。メンバーは固定ですが、今回お若い演奏家戸高茂樹さんがメンバーとして正式入団されたようです。
トロンボーンはベルが観客に向いていますが、テューバは上方向。並び方やホールによっては音がからみにくかったりもします。過去の演奏会ではそういった時もありました。今回はとても良い感じでホールを包み込む音色とストレートに伝わってくる響きのバランスが良く、音の重なりや絡みが良く、十分楽しむことが出来ました。
曲目はよく考えられており、古典ものからポピュラーな曲までそろえていました。とりわけ感動したのは、J.ニロビッチの「バルカン組曲」でした。私が学生の頃(1980年頃)ミシェル・ベッケさんが吹いているバルカン組曲を大好きで聞き込んでいました。譜面が手に入らなかったので耳コピーして(大したもんじゃないです、素人ですから)大学の後輩を巻き込んで吹いていたくらいです。映画音楽の「サウンド・オブ・ミュージック」も素晴らしい。あんなに聞き慣れ親しんだ曲をあそこまで新鮮さを失わずに聞かせてくれるとは、感激です。それぞれソロをとられた方素晴らしかったです。そして最後にR.シュトラウス「ウィーン祝典序曲のファンファーレ」これを最後に持ってくるか!と思いましたが、印象的なファンファーレから始まるこの曲、美しい中間部、そして最後のそれぞれの音がからみながら盛り上がって終わる。感動的で、スキッ!っと終わって、かっこいい!
全体的にとても編曲の優れたものが多く、演奏技術の高さも手伝ってとても楽しめました。アンコールでもウェストサイドストーリーより「マリア」、これも良い。尋ねたら最近売り出し中の若手バストロンボーン奏者:星野舞子さんの編曲とか。なるほどさすがにトロンボーンのことを良く知り尽くした星野さんの編曲だけのことはありました。
プロ奏者による本格的大編成のアンサンブル・ターブは是非、注目してください。
最後にメンバーをご紹介しておきます。テナートロンボーン:井口有里、大川真紀夫、桒田晃、田中宏史、戸高茂樹、中村友子。バストロンボーン:古荘恭英。テューバ:牛尾正明の各氏。
2010年9月13日月曜日