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ファンシーブラスアンサンブル・コンサート

 

昨日の演奏会です。ここは吉祥寺駅より徒歩すぐのところにある武蔵の公会堂です。比較的こじんまりとしたホールで、舞台を見下ろすように客席がセットされています。ホール自体はあまり残響が無く、独特な音の跳ね返りがあります。全員沖縄出身者なんです、今日のメンバーは。Tp:山下洋樹さん、高江洲圭さん、Hr:比嘉康志さん、Tb:伊礼みちかさん、Tub:大城衝さんの皆さんでした。発足は1992年沖縄県立芸術大学の学生の頃だそうです。都内での本格的な活動はここ2年くらい前からとの事でした。

演奏会の副題「沖縄の鼓動〜いちゃりばちょうでぃ(一期一会)」とありましたが、その第一部はトランペットの山下さんの作曲による「ニライカナイ」。これは琉球王朝時代からの言い伝えをもとに書かれた作品だそうです。独特の沖縄音階による沖縄らしさも聴こえてきて楽しめました。クラシック作品が続いた後に第二部です。二部は一転して親しみやすいアレンジ曲が続きます。舞台の上での演奏者のパフォーマンスも見られました。なんせ最後の曲がBEIGINの「オジイ自慢のオリオンビール」ですから、一体どうなっちゃうんだろうと心配だったのですが・・・。その心配も覆されました。いつの間にか彼らのペースに引き込まれて行ってしまっていました。私だけではありません。観客全員がと言っても過言ではないでしょう。沖縄の人の根っからの明るさ引き込まれていたように感じます。涙が出る程の笑いあり、穏やかな気持ちにさせてくれたりと気持ちのよい時間が過ぎて行きました。クラシック奏者の演奏会には演奏内容を問われる事が少なからずあります。勿論大切な事だとは思います。しかしながら録音された再生音楽がこれだけ蔓延してきますと、舞台演奏(ライブ演奏)がとても貴重な瞬間になってくるのではないかと思います。見て、聴いて、感じる五感を通して感動できる演奏会が本当に必要になってくると思います。この日の演奏会は「音楽」〜音を楽しむにふさわしい素敵な瞬間を下さいました。「ファンシーブラスアンサンブル」の皆さんに感謝したいと思います。これからの彼らを応援して行きたいと切に感じました。

2010年6月7日月曜日

 
 

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