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Michel Becquet 2

 

夢のようなベッケさんの日本公演は今日で終了でした。今回演奏会に出向くことができた方は本当に幸運だったことでしょう。各方面から今回の演奏会に対して賛美の言葉が聞かれているようです。私自身も幸せな時間を過ごさせて頂いた一人です。東京公演を聴けた方には実はちょっとサプライズがありました。全てのプログラムが終わった後、アンコールでトロンボーン・アンサンブルを楽しむ事が出来たのです。この企画に参加して下さったのは若手トロンボーン・カルテット『ティンツ』の皆さんでした。彼女達は全員がベッケ氏とパリ・トロンボーン四重奏団の熱狂的なファンです。それでもメンバーのほとんどがCDでしか知らなかったベッケさんの音色や音楽を生で聴くのは初めて。演奏会に足を運ぶことをとても楽しみにしていた彼女達に、たった一曲だけれどベッケさんと共演できる事になったのは幸運だったに違いありません。曲目は『夕焼けこやけ』。彼女達が選んだ同曲はかつてパリトロンボーン四重奏団『4人のヴィルトゥオーゾ』に収録されています。高嶋圭子さんが今回のためにリアレンジをして下さいました。ベッケさんのソロを堪能した後に、アンコールでトロンボーン・カルテットバックのベッケさんを聴く事が出来ました。ファンにとってはまたと無い選曲であり、演奏でした。日本公演直前に決まったことでしたので東京だけのサプライズとなりましたが。

ベッケさんが日本に来れなかった理由の一つに大きな事故に見舞われ、大変な時期を過ごされたことが上げられます。長いタイムラグの後、ベッケサウンドを日本の多くのファンが聴きに行くにあたり、かつてのファンだけでなく多くの若手演奏家に知って欲しいと思っていました。そう言った意味では今若手カルテットとして頑張っている『ティンツ』さんが参加することで、多くの若手演奏家が刺激を受けてくれたら大成功ではなかったかと思います。『ティンツ』の皆さん、今回の編曲を快く引き受けて下さった高嶋圭子さん、㈱プロアルテムジケの皆様に感謝しています。当日同曲を2度も演奏して下さったベッケさん、本当にありがとうございました。

2010年2月26日金曜日

 
 

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