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イェルゲン・ファン・ライエン san

 

ロイヤル・コンセルトヘボウの首席トロンボーン奏者であるイェルゲン・ファン・ライエンさんのミニリサイタルがトロンボーンメーカーであるクルトワの輸入元ビュッフェ・クランポンさんの主催で開催されました。今回はオーケストラの来日に伴い、ライエンさんにとってはわずかなフリーの時間をこの演奏会のために使ってくれました。日本のファンにとってはとてもありがたいことでした。全7曲を休憩無しに進行させてゆきます。トロンボーン奏者にとってはなじみ深い曲目〜Roparts/Concertpiece in Eb やCasterede/Sontine など〜もありましたが、新しい試みである不思議な音空間も楽しませてくれました。ジェームス・フルカーソン/「重力圏と空間」では電子機器であるディレイ・システムを効果的に使い、重なり合ったトロンボーンサウンドを見事に操って私たちを異空間の世界に導いてくれます。とても不思議な世界でした。そして、ヤコブ・テル・フェルトハイス/「俺、ワォ!って感じだったよ」はさらに映像を使います。もともとイェルゲんさんの為に書かれた曲だそうです。ここではスクリーンに映像と録音されている音を流し、そこに生のトロンボーンのサウンドを重ねてゆく、という変わった手法を使います。映像はイラク戦争から重傷を負って帰還した二人の若いアメリカ兵がテレビのドキュメンタリー番組で話した内容だそうです。ここで言葉で説明切れないのでこれまでにしますが、演奏会の新しいアプローチを感じました。

日本のトロンボーン奏者にもかなりメジャーになってきた第一級のトロンボーン奏者イェルゲン・ファン・ライエンさんの演奏をじっくり味わう事が出来てとても幸せでした。今後の彼の活動がとても楽しみになってきました。

2010年11月19日金曜日

 
 

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