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向井滋春 san
一気に冬が来たのかな、って思うくらいに寒さを感じたこの日はあいにくの雨。そう、ライブに出かける人がどのくらいいるのだろう、といらぬ心配をしながら新宿三丁目にあるライブハウス「サムデー」に行ってきました。この日のライブはジャズトロンボーン奏者の中でも大御所、向井滋春さんの率いる”SUPER 4 TROMBONES”でした。実はここのメンバーの佐藤春樹さんから前もってお誘いを受けておりましたので、この日を楽しみにしていたところでした。
ここのメンバー4人とは以前よりおつきあいをさせてもらっているのですが、向井さんのライブ自体は久しぶりでした。私が都内の楽器店に勤めていた頃は良く出かけて行っては向井さんのトロンボーンを楽しんでいましたし、また楽器のことでもさんざんやり取りをさせて頂いて来た経緯があります。雨と寒さで来場客数が気になっていましたが、そんな中でもさすがに向井さん、まばらではありましたけれど、でもしっかりファンをつかんでいらっしゃる。演奏が始まるとまだ本格的に始動していない感じがします。お客さんも演奏家達もまだ乗り切っていない。そこが面白い。曲が進んでゆくにしたがってどちらものめり込んでゆく。そこがクラシックの演奏会と違うところ。その過程が面白い。それにしてもそれぞれのプレイヤーの特徴がでていて面白かったですね。バストロンボーンの堂本雅樹さんはテナーも持ち込んで取っ替え引っ替え。もちろんソロもよく考えられたフレーズです。中路英明さんはさすがに脂の乗り切った演奏を披露してくれます。音色もきれいだし、フレーズもどことなく新しさを感じます。佐藤春樹さんはとにかくかっこいい!背も高くて様になるし、またソロのフレーズもかっこいい。そして向井滋春さんは誰もまねが出来ない世界を披露してくれます。マイクの前でオン、オフを繰り返し、独特のフレーズを熱く熱く訴えかけてきます。70年代の向井さんがフリージャズの世界で活躍されていた事を思い起こさせるようなフレージング。また当時の歌謡曲の間奏などでトロンボーンソロがあるときまって向井さんでした。久しぶりに向井滋春「節」を堪能してきました。
翌日、私のiPodに入っている八神純子さんの「Mr.メトロポリス」のアルバム中で”Deja Vu”の間奏に入っているかっこいい向井滋春さんのソロを聞きながらニヤニヤしていました。
2010年10月28日木曜日