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トレイル・ブレイザーズ・テンピース・ブラス

 

私がかねてお勧めしている金管10重奏のトレイル・ブレイザーズ・テンピース・ブラスの演奏会がありました。今回は横浜みなとみらいホール(小ホール)での自主公演です。座席数440席のこのホールは箱形の天井の高いホールです。比較的響きがたっぷりとしており、小編成の10ピースバンドとしてはちょうど良いサイズかも知れません。残響が長めですと音が舞ってしまいがちですが、このバンドの10ピースというサイズのお陰もあって金管楽器の持つ澄み切った、そして歯切れ良い響きが聴く人に心地よい時間を与えてくれました。

1部のグリーグ作曲、組曲「ホルベアの時代から」は北欧のクラシックの曲を品良くまとめて聴かせてくれました。そして次にスパークの「ディヴェルティメント」が始まるやいなやスパークの世界に聴衆を引き込んでゆきます。やはり作曲者が知り尽くしたブラスアンサンブルの十八番だなって思いました。特筆すべきはテューバのソロです。佐野日出男さんの輪郭のはっきりした、そしてとても魅力的な音色と音楽性は聴く人を釘付けにする程でした。2部では日本が誇るアニメのジブリの映画の中から数曲。そしてハワード・スネル編曲「アーヴィング・バーリン組曲」で締めくくられました。アメリカの映画やミュージカルの作曲等で有名なバーリン氏の楽曲をバンドに編曲しています。美しく、また軽快にこの名アレンジと10ピースブラスのサウンドがとてもマッチしているナンバーです。

今回は客演指揮者がいらっしゃいました。今とても活躍されている新田ユリさんです。北欧と日本を行き来する活動をされているそうです。今回の演奏会の曲目から指揮者の登場でさらに充実した演奏内容になったのではないかと思います。さて、皆さんはこのバンドに興味を持って頂けましたでしょうか。コルネット、フリューゲル、テナーホーン、バリトンと少々特殊な楽器も使います。しかしながら持ち替え楽器を持つ事でさらに皆さんの音楽活動が楽しくなる可能性を持っていると思います。是非、チャレンジを・・・。WAVEでは彼らのCDも扱っています。是非お聴きになってもらえればと思います。

2009年4月15日水曜日

 
 

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