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Hybrid Trombone Quartet 東京公演当日

 

ようやく実現した ”Hybrid Trombone Quartet” の単独東京公演です。上野の東京文化会館の小ホールではリハーサルが始まっていました。少し早めに会場入りしてリハーサルから今日の演奏会を見せてもらう事になったのです。 写真はその時のものです。

もともと全員が関西で活躍されていたメンバーですが、現在NHK交響楽団の首席トロンボーン奏者となった新田幹男さんが在京されている関係上、頻繁に合わせをする事が出来ない状況です。ですからリハーサルはさぞかしシビアに、しかも短時間に済ませねばならないピリッとした雰囲気を想像しながら会場入りしました。ところがなんともはや、リラックスした4人のメンバーがそこにいらっしゃいました。よくよく考えてみたら、もともと師弟関係の中で存分に音楽を煮詰めてこられた第一級の演奏家の皆さんでした。お互いがお互いを認め合い、任せているやり取りがそこにはありました。素晴らしいカルテットです。

昨年、彼らの初CDがリリースされたお陰で東京でもかなり知られるようになりました。その演奏スタイルは4人のメンバーの個性を出し合うのではなく、一つの個性を作り出していると表現出来るのではないでしょうか。この日の演奏会も素晴らしいものでした。プログラムもかなり充実しており、時間的にも体力的にも大変なことだったと思います。それにも関わらず演奏中は途切れる事の無い緊張感が感じられます。そして久しぶりに充実したフォルテの響きを味わえました。かつてパリトロンボーン四重奏団が私達の前で披露してくれたあの圧倒的なフォルテ! その時の響きを思い出しました。そして安定感のあるピアニッシモ。そしてたっぷりと響きを楽しませてくれる演奏技法。もちろん十分堪能してきました。打ち上げでも呉先生を中心とした和気あいあいとした雰囲気の中で東京公演を終えたメンバーのリラックスした表情が印象的でした。

2009年4月14日火曜日

 
 

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