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Barock Trombone
サックバットと言った方が一般的でしょうか。バロックトロンボーンをWAVEの中古のページで扱っています。ドイツ製の ”JURGEN VOIGT” ユルゲンフォークト製のものです。(写真中央)トロンボーン奏者の利根川勝さんはサックバットでアンサンブルを組んでいらっしゃった経験もあり、またこの頃の楽器のことを良くご存知だと思い試奏してもらいに行って来ました。テーブルの上に3台のテナートロンボーンが並んでいます。手前側にホルストフォークト、そして奥に同じドイツ製のレッチェ テナートロンボーンです。一番細いタイプのレッチェですが、それでもこのように並べてみると同じテナーでも3本とも随分違うものです。無造作においたのではなく、マウスピースの位置を同じにして並べています。サックバット同士でもベル位置が違うのは面白いですね。同じ長さなのに・・・。昔のことを言い切るつもりはありませんが、真ん中のユルゲンフォークトは1612年製の現存するサックバットをモデルにして作られた可能性がありそうです。この楽器、ベル位置にスライドをあわせると、だいたい5ポジション辺りになります。現代の楽器はベル位置で4ポジション辺りですから随分違います。そう考えると手前側のホルストの方が今の楽器に慣れている人だと音程をとりやすいのでしょうか。
試奏後終了後、古の世俗音楽や教会音楽の違いやピッチの話など色々と聞かせて下さいました。まだまだ知らないことだらけです。それでも当時の演奏家や音楽事情を想像しながらの話はとても楽しいものでした。楽器を試奏して下さったり、ご自身の楽器と比べて吹いて頂いたりと利根川さんには大変お世話になりました。ありがとうございました。
2009年11月23日月曜日