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International Trombone Ensemble 2.

 

メンバーの国際色豊かな事。でも全員がオランダ・ロッテルダム音楽院を卒業した、いわば「同じ釜の飯を食った」仲間です。オランダ8人、スペイン5人、日本2人、ギリシャ1人、フィンランド1人、オーストリア1人、オーストラリア1人。この人数に加えてはいないのですが、本来ならば日本人がもう1人いらっしゃいました。故 鈴木寛徳さんです。昨年「志し半ば」でこの世を去った鈴木さんが、このメンバーの音楽と学んできた事を日本に伝えたい! という思いを残りのメンバーで実現したのが今回のツアーの主旨でもあります。同じメンバーでアムステルダム・シンフォニー・オーケストラの首席トロンボーン奏者、北海道出身の品川隆さん(写真左から7人目)がこの想いを実現させました。今回の東京公演では故鈴木さんに捧げる唄「千の風になって」をスペイン国籍のメンバーがトロンボーンではなくピアノ伴奏で日本語(ソロ)で歌い捧げました。

今回の日本公演ではロイヤル・コンセルトヘボー・オーケストラ首席トロンボーン奏者、ニュー・トロンボーン・コレクティブのメンバーでもあるユルゲン・ファン・ライエン氏。そしてロッテルダム・フィルハーモニック・オーケストラのバストロンボーン奏者であるベン・ファン・ダイク氏も参加していらっしゃいました。このお二人の演奏は圧巻でした。音色、音楽性、どれをとってみても素晴らしいものがありました。

さて、これだけの国際色豊かなメンバーによって構成されているアンサンブルが何故ここまでアンサンブルを高度に構成できているのでしょうか。リハーサルも立ち会わせて頂いていたのですが、ともかく皆で意見を出しあっていました。リーダー的存在の人の意見にくっついてゆくのでは無く、うるさいくらいに話し合っていました。

多くのプロ奏者が聴きに来られていた今回の東京公演でした。プログラムにも色々工夫があり、様々な事が学べます。まだまだトロンボーンアンサンブルもやるべき事があるな、と感じました。ウケに走るより、詰めるところを真剣に突き詰めようとする彼らに拍手を送りたいと思った一日でした。本日今ごろ最終の札幌公演が終わった頃でしょうか。彼らが日本に来て感じた事とは? そしてそれを聴いた私達が何を感じ取れたのか・・・。

2008年7月11日金曜日

 
 

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