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第2回玉川大学トロンボーンアンサンブル
3月19日玉川学園チャペルにて第2回玉川大学トロンボーンアンサンブルが開催されました。東京都下、小田急線は町田の手前にその名も「玉川学園前」があります。駅前からすぐに学園の敷地が続きます。上り坂が続き、丘陵のてっぺんに校舎が点在します。そんな一角にチャペルはありました。さほど大きなチャペルではありませんが、天井が高くたっぷりとした響きが期待できる構造です。舞台が1段高く、客席?は逆に低い位置でフラットな構造です。演奏者の顔がどうしても譜面台に隠れてしまい、お友達や身内の方はその吹いている表情は解りにくかったかもしれません。
プログラムは2部構成。はじめにクラシック、後半にポピュラーを配したオーソドックスなプログラム構成です。
<一部>
P.Vejvenovsky作曲「Offertorium ad duos Choros」
D.Uber作曲「COMTEMPORARY TORIOSよりI MIDSUMMER REVERIE」
F.Peeters作曲「SUITE」
Kuniyasu Ouchi作曲「Stellate Relation」(初演)
W.S.Hartley作曲「CANZONA FOR TOROMBONES」
<二部>
V.Nelhybel作曲「TOWER MUSIC」
A.Franckenpohl作曲「Pop Suite No,3」
S.C.Foster作曲「夢見る人」
G.Gershwin作曲「A PORTRAIT」
アイルランド民謡「Irish Tune from Country Derry」
注目すべきは一部でした。指導にあたられているトロンボーン奏者の大内邦靖さんが、プログラム中数曲一緒に参加して吹いていらっしゃいました。しかしそれによって素晴らしい響きを作り上げていた事は間違いがなく、聞いていた私達も大きな感動を頂きました。
教会の響きは確かにたっぷりとした響きにはなりますが、下手をするとワンワン響いてしまい、細かなフレーズさえ埋もれてしまう可能性があります。運良くそこまで響きすぎない構造のお陰もありましたが、それより音作りが上手だな、と感心しました。近年トロンボーンサウンドが太く表現する事がある意味はやりでもありましょう。好き嫌いの話ではありませんが、場合によってはお互いの響きが混ざり合い、溶け合い、それぞれの音の粒が明瞭に聴き取れない場合があります。彼らはそれぞれの音の個性を持ち、その個性が埋もれてしまうのではなく絡んでくるのです。聴きに来れなかった方、残念でした!って言いたいくらいの音作りです。正直ちょっとびっくりでした。しかもトロンボーン専攻生のみならず、一般学部のトロンボーンを吹く生徒さんも一緒になって(全員で11人)作り上げていました。おそらく大内先生の指導のたまものと思います。
写真は大内さん作曲の初演の模様です。大内さんらしく「緻密」で、しかも「空想的」でとても好感のもてる作風でした。またペーテルスは私が学生の時にコンクールに出た曲で懐かしかったのと、CANZONAはイーストマン音楽大学のLPレコードで聴いた印象が蘇ってきました。
さて、来年までに彼らがどこまで成長してくるかがとても楽しみです。
2008年3月20日木曜日