My Blog

 

Mt.Vernon N.Y.

 

本日、神奈川県のとあるレッスンスタジオに持っていった楽器は、V.Bach トランペットです。しかもマントバーノン時代のニューヨークバックなんです。写真である程度推測がつくと思うのですが、かなりきれいです。実は再ラッカー処理された楽器でしたが、恐らくラッカーや楽器自体がひどくならないうちに処理を施した様子です。ですから状態の良いまま今日に至った経緯を持っているようです。

本来ならばこの楽器を皆様にご紹介しようと思っていたのですが、今回はごめんなさい。この楽器をチェックして頂いたプロ奏者の元にお嫁入りする事になりました。

今回試奏検品をお願いしたプロトランペット奏者の方Kさんは、もともとバックを長年吹いていらっしゃる方ですので、その良さも癖もご存知の方です。実際ご自身の持っていらっしゃるバック180ML GP と吹き比べて頂きました。今お持ちの金メッキの楽器はさすがに現代的なサウンドを持っています。反応が速く輪郭がはっきりした音作りです。遠逹性もよさそうです。

それに比べてMt.Vernon はどうかと言うと・・・。響きがたっぷり、としているのです。深みが有ると言うか、なかなか言葉では言い表せないのですが、音に品格が有りました。古い楽器がすべて良いとは思っていません。すでに楽器として終わっているものも有ります。しかし探してみるとまだまだ現役の楽器も有るものです。そんな古き良き楽器は今後も探して行きます。

この音を多くの皆さんに届けてくれるのかな、って期待を胸に今回はKさんにお譲りする事になりました。

2008年2月14日木曜日

 
 

次へ >

< 前ヘ