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Larry Minick

 

ラリー ミニック氏。1943年から1999年まで、その生涯で彼の残した管楽器デザインへの影響力は大きかったはずです。特にチューバとトロンボーンという楽器に関する功績は認められるところでしょう。CONN社のバストロンボーンで110Hや112Hは彼のデザインによるもの。ロータリーへの新発想も含めて知る人ぞ知る・・・なのかもしれません。ただし、残念ながら彼の手がけた楽器は絶対的な本数が残されていません。

今回はそんな彼の遺産とも言うべき(コントラ)バストロンボーンが手元に参りました。写真左は現代のバストロンボーン。右は伝統的なドイツのメーカーのコントラバストロンボーンです。そして真中の楽器がミニック氏による(コントラ)バストロンボーン。ダブルスライドと呼ばれる二重巻きのスライドを持つトロンボーンです。調は開放でEb管、レバーを引いてBBb管です。ただ、管の太さ(ボア)は意外と太くなく、左隣のバストロンボーンより細い部分も認められたくらいです。
バストロンボーンが現代のように確立される前にいろいろな調のものが存在していました。試行錯誤の上の現行楽器です。そんな古き良き時代のある意味自由な発想に基づいたバストロンボーン(もしくはコントラバス トロンボーン)なのかもしれません。

いずれにしても、ミニック氏の極端に数少ない財産の貴重な1本だと思います。

ミニック ファンの方には大切に保存して頂きたいと思って、近々中古ページでご紹介しようと思っています。

Special thanks to Tsukasa Mumata.

2007年10月3日水曜日

 
 

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