YUKO NAKAMURA
 
 

なかむら ゆうこ です。

2011年2月11日に私たちのファーストアルバム「スクエアダンス」をリリースさせて頂きました。皆様聴いて頂けましたでしょうか。金管楽器奏者で女性4人、しかもメンバーの誰もオーケストラの団員ではないんです。肩書きといったら「ティンツ」…です。私たちは出逢うべきして出会ったと思っています。そしてメンバー全員がティンツを大切にしています。クラシックの演奏家の世界でオーケストラ奏者になる事はある意味一つのゴールのように考えられてきたと思います。でもそれも一つの考え方でしょうけど、私たちはアンサンブルのプロのユニットとしてその世界を確立してゆきたいと考えています。演奏家(芸術家)としても、生活を支えるための仕事としても。ですから妥協がありません。しょっちゅうメンバーの誰かと一緒ですし、良く話し合いもし(お酒も)、練習も欠かせません。ですが、女性だけのユニットですから女性だからの壁がやってくる事も解っています。結婚や出産、子育てもいずれは経験する事でしょう。でもそれを「思いやり」と「団結力」で乗り越えてゆきたいと考えています。この4人は誰一人として代役が務まりません。そこが私たちのこだわりであり、そして素敵な事だと思いませんか。


結成7年目にして念願のCDを世に出す事が出来て、改めてここからがスタートだなって思っています。今回の事を記念して演奏会ツアーも企画しました。実は私たちのCD収録の時もそうでしたし、演奏会ツアーでもそうでしたが、とても多くの人との出逢いがありました。そしてその出逢いが私たちにとって宝の様な存在となってゆきました。本当に多くの方々に感謝の気持ちで一杯です。私たちはこのご恩を演奏を通してお返ししてゆこうと思い立ちました。これから出逢う方達も含めて私たちは精一杯の演奏を通してこの気持ちを伝えてゆきます。そしてまた新たな地で新たな方達に聴いて頂く事でその「輪」が大きく広がってゆく事を楽しみにしています。私たちのために髙嶋圭子さんが作曲してくださった「出逢いは、はじまり」のように…。


この「出逢いは、はじまり」という曲は本当に素敵です。しかも私たち4人が出会ってゆく様を曲にしてくださいました。 自分たちのストーリーが曲になるなんて、なんて素敵なことでしょう。今回のツアーに向けて髙嶋圭子さんが作曲してくださったものなので、CDには収録されていません。でもそのCDを収録した三鷹の「風のホール」で東京公演を迎える事が出来、この曲をご披露できる事はとても嬉しく思います。このホールには私たちの想いがいっぱいつまっています。今回の私達のツアーの最終公演ともなりますが、是非私たちの生の演奏も合わせて聴いて下さい。


実は今回の三鷹公演では急遽 “A Song for Japan” を演奏させて頂く事となりました。今回の震災を受けて生まれたこの曲は、私たち演奏家だからできる復興へのお手伝いなのかもしれません。この曲を演奏する事で「平和への願い」や「多くの被災された方達への思い」をお伝えできれば幸いです。

これからも Trombone Quartet TINTS を応援してくださいね。