Molecular Biotechnology laboratory
 Koichi Morimoto, Ph.D.
 

KEYWORDS

  Proteinase       

  Inhibitor

  Collagen, type I

  Actinidain

  Taumatin-like protein

  Polygaracturonase- 

    inhibiting protein

  Vanadium-dependent

    bromoperoxidase


  Neutrophil

  HL60

  NIH/3T3

  3T3-L1

  MC3T3-E1

  RAW264


  Protein purification

  Enzyme activity

  Cell culture

  HPLC

  Circular dichroism

  Fluorescence

           microscopy

  Real time RT-PCR

  2-D PAGE

  MALDI-TOF/TOF

  Stopped-Flow

  Scanning electron

           microscopy

現在の研究活動について


 当研究室では,タンパク質の構造と機能,そしてタンパク質構造の変化が細胞にどのように作用するかを解明することを目標として研究しています.特にタンパク質分解酵素(プロテアーゼ)により限定的に切断されたタンパク質の構造と機能に興味をもっています.最近はおもに細胞外マトリックスであるコラーゲンに注目し,そのN末端とC末端にあるテロペプチドを酵素処理で欠いた時の構造変化を分光学的手法などを駆使して調べる研究,テロペプチドを欠失することで構造変化したコラーゲンに対する細胞の認識と細胞の挙動変化などを蛍光顕微鏡やリアルタイムRT−PCRなどで調べる研究をしています(JST シーズ発掘試験研究,A-STEP探索研究など).これまでの研究成果を日本結合組織学会で発表した國井沙織博士は,平成22年度の優秀演題賞を受賞しました.

 また,果実由来のプロテアーゼや抗菌タンパク質などを精製して活性機構を調べたり,カキ果実に含まれる酵素阻害タンパク質を単離してその特徴(JSPS「都市エリア」フロンティア開発研究)を明らかにしています.酵素と阻害物質との反応は酵素と基質との反応を制御することから,生理的な機能を推察することができます.その他に最新のプロテオーム解析手法を用いて,海藻に含まれる季節特異的に発現するタンパク質の網羅的研究や抗菌タンパク質の研究などを北海道大学大学院の四ッ倉典滋先生達と進めています.

 数年前から,近畿大学 高圧力蛋白質研究センターの赤坂一之教授らと高圧下でのコラーゲンの構造変化に関する共同研究を開始しました.コラーゲンの変性について新たな知見を積み重ねています(学術フロンティア推進事業).研究活動を通して,様々な知識を吸収して自分で思考する力を養っていくことが大事だと考えています.


 生命現象を少しでも明らかにしていくことのおもしろさに惹かれ,それが研究の推進力になっている気がします.